実際に空き巣に入られてしまうまでは考えてもみなかったけれど、「ああ、やっておけばよかったなあ」と後悔したこと、色々あります。たとえばお金を払ってでも防犯サービスに入るとか、防犯用のカメラを付けるとか、ベランダのライトは付けておくとか。
でも、それとは全く別に、絶対に、これだけはやっておいたほうがいい!やっておくと、たとえ空き巣に入られてもその後の対応が圧倒的に楽!ということがひとつだけあります。
空き巣被害者経験から絶対に断言できる、たったひとつのこと。
それは、手持ちのクレジットカードやキャッシュカードの情報をメモしておくこと。
クレジットカードやキャッシュカードの情報をメモしておくと、何が良いの?
クレジットカードや通帳・キャッシュカードが盗まれたとき、怖いのはショッピングやキャッシングに使われたり、お金を下ろされたりしてしまうこと。
なので、まず発行会社の緊急ダイアル(24時間受付)に電話して、カードや口座を止めてもらう必要があります。
このとき、クレジットカードであれば「カードの発行会社名」「カード番号」「カードの名義人」、銀行のキャッシュカードや通帳であれば「銀行名」「支店名」「口座番号」「名義人」が必要になるんです。
いつも使っているクレジットカードなら、発行会社や名義人を忘れたりはしないですし、カード番号だって控えているかもしれません。振り込みによく使う銀行であれば、支店名まで覚えているかもしれません。
でも、何かの特典めあてで作ったっきり使っていないカードの発行会社や、ネットバンクに鞍替えしたきり使っていない銀行の、それも支店名まで覚えていますか・・・・・・?
私は当然覚えていなかったので、ほんとうに、ものすごく、ものすごーく苦労しました。
でも、名義人がわかっていれば、向こうで調べてもらえるんじゃないの?
もちろん、調べてくれます。
でも、とても時間がかかります。
とくに引っ越したせいで住所が変わっていたり、結婚して名前が変わっていたり、しかもその変更を届けていなかったり。そんな状況だと、かなり待たされます。
私の場合、被害が判明したのが夜の9時。そこからカード会社や銀行に電話して、途中に警察の聴取を挟みながら電話して、電話しまくって、終わったのはなんと朝の1時半でした・・・・・・。
でも、メモするの大変なんだけど・・・・・・
メモしておくと、もうひとつ良いことがあります。
それは、警察に出す被害届の記述がとても楽だということ。
被害届を出す際、何が盗まれたのか、思った以上に細かく聞かれます。カードホルダーごと盗まれた場合、カードホルダーの色や形、中に入っていたカードの種類・発行会社・名義人にいたるまで、え、こんなに?と思うくらいに細かく聞かれます。
窓を破られて侵入されて盗まれただけでもショックなのに、そのショックを抑えて電話したり、警察の聴取に答えたり、指紋を取られたり・・・・・・あのときの辛さを考えると、やっぱりメモしておけばよかった!メモさえしておけば、たとえ盗まれたとしても、こんなに辛くはなかったはずだ!って思います。
あと、基本的にきちんと電話しさえすれば、たとえ間に合わず使われてしまったとしても全額補償の対象となるのでお金を払う必要はないのですが、電話しなかったカードについては、空き巣に使われた場合に被害が補償されない=全額支払いの必要があるそうです。
盗まれたあと、電話し忘れたカードがあるんじゃないか、どこかでカードが使われているんじゃないか・・・・・・って毎日ドキドキするのは辛いです。
そんな事態を避けるためにも、レッツメモ!
でも、そのメモが盗まれたら大変じゃない?
最近のネット通販では、クレジットカード裏側の「セキュリティコード」が必須になっています。盗難の連絡にも不要なので、セキュリティコードは絶対にメモしないようにすれば大丈夫。
それでも心配なら、名義人情報を「自分や家族にだけわかる形で」書いておきましょう。
私は(名字は家族共通なので)名義人については「名前の頭文字だけ」メモしています。
番外編
ちなみに住信SBIネットバンクやセブン銀行といったネットバンクは、ネットで盗難届の提出やカードの再発行ができて便利でした。
電話しなくても済むの、こういう非常事態のときには本当に楽だなと実感しました。