犯人が捕まったので、押収した証拠品を確認に来て下さい
マジですか!行きます、行きますぅぅぅぅぅぅ!
空き巣に入られてから半年ほどが経った春のある日、警察から電話がありました。
どうやら別の空き巣事件で捕まった犯人が、捜査の結果、うちの空き巣に入った犯人であることがわかったとのこと。
犯人は2人組の日本人で、完全に常習犯とのことでした。
ちなみに証拠品ですが、2000点ほどありますので、お時間には余裕を持ってお越し下さい
にせんてん・・・・・・
どれだけ家に溜め込んでるんだよ犯人!ちゃんと整理整頓しろよ!売るか捨てるかしろよ!などと思いながら、家族と一緒に某警察署に行ってきました。
前にカード類を取りに行ったのとはまったく別の警察署です。
まず写真を見ていただいて、これだ!というものがありましたら教えてください
そう言いながら刑事さんが出したのはアルバムの山。
そりゃまあ2000点もあったら実物見るのは無理だよなと思いながら、アルバムのページをめくって写真をひたすら見る作業に入りました。小さい指輪やネックレス、切手や鍵、全部写真に撮られています。これ、写真撮って現像するだけでも一苦労だっただろうな~と思いながらひたすらページをめくりましたが・・・・・・
ないです・・・・・・うちの、みあたらないです・・・・・・
キャッシュカード・クレジットカード・通帳が出てこないのはともかく、ドル札を入れていた長財布(友人のお土産)、商品券を入れていた札入れ(龍村の織物)、そして小学校の修学旅行のお土産に買った八つ橋の缶・・・・・・。
どれかひとつくらいは返ってくると思ったのにー!(T_T)
そういうのはゴミで捨てられちゃったんでしょうね・・・・・・
確かに写真に映ってたものはブランドバッグとか、貴金属?っぽいものとか、切手とか、換金可能性のあるものばかりでした。
せっかく遠い警察署まで行ったのに・・・・・・。
でもパソコンはありましたよ。犯人が使っていたみたいです
えええ・・・・・・使ってたんですか・・・・・・
(なんかもう使うのヤダな・・・・・・)
本当は今日お渡しできればよかったんですが、返却手続きが厳しくなったので、署内で処理してから後日お届けに伺いますね
そう、ちょうどその時期、某警察署で証拠品の現金がなくなったという事件があったんですよね。その影響で、色々な返却手続きが厳しくなったとのこと。
翌日、わざわざ自宅まで届けていただいて、なんだか申し訳ない気分になりました。
ちなみに犯人は金銭的に困っている状態にあり、差し押さえなどもできないため、基本的に盗まれたお金などは戻ってこないとのことでした。
また、うちの空き巣被害は、他のものとまとめて(余罪として)まるっと扱われる(個別の案件にはならない)そうです。
よくわからなかったけれど、とりあえず空き巣に遭うと損しかしない、ということだけはよくわかりました・・・・・・。